保護者の方に 

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1.この活動は通常勉強とどこが違うか

いま、地震関連記事がたくさん報道されていますが、非常によく入ってきます。
感情的にも知的にもスタンバイしているので知識をよく吸収できるのです。定着もするでしょう。試験に出ることは試験終了とともに忘れるのとは大違いです。
本当に分かるために、また分かって血肉になるために、社会事象で
も英語のようなものでも臨場感が大事だということが分かります。突然襲われる災害ですが、普段も体験の密度の高い生活が子どもの成長の最前提であると思います。

教室での学習は、教科書を使って行われます。多くの子において教科書、そして本を読むことが十分でなく、読むことはもっと薦められなくてはならないです。
ただ、書物を読んで情報・知識を得ることはほんの初歩だということも意識されなければなりません。
子どもたちの周囲で文字になっているものは、教育的な意図を持ち、内容がわかりやすい、親切なものです。
しかし世界の多くの事
は文字媒体になっておらず、その代わり媒体は顔の表情であったり、先輩が示す手本であったりします。この中の重要な部分に気づき、意味を理解したり、判断・行動を決定したりするための実力が大切なのです。
勉強のできる子は教室が整備してくれている教科書には強いかもしれませんが、よく「教科書バカ」と言われます。教科書世界の丸暗記だけで、教育の最終的な目的であるリアルな困難を打開する力が育っていない秀才がなんと多いのでしょう。活きた素材に直面する力、社会で活動できる力思いつかないが備わっている子どもに成長していってほしいものです。

教育には学校に委託した意図した学習と、子が自然に学ぶ意図しない学習があります。教育心理学のデータは持っていませんが、子どもが身につけるパワーの相当の部分が「意図しない学習」から得られているはずです。属する部活の経験、クラスの友だちとの人間関係の経験。保護者の方はご自分の人生の経験から「意図しない学習」の重要性を痛感されると思います。子ども新聞・調査報道班の活動の意味をご理解いただけると思います。

子どもが記者の経験を通じて、いろいろなスキルを身につけます。その中には学校教育の学習者として成功するためのスキルがいくつもあります。例えば書き方、情報のリサーチ(インターネット狩猟、本の読書、インタビュー取材)を学べます。調査報道の基本は問題解決姿勢ですから、人生のもっとも大事なスキルも学ぶことになります。大学受験の時に役立つということも付記しておきます。例えば小論文の勉強になります。
まずは子どもに取材・投稿を経験させてみませんか。歓迎します。


2.子どもの調査報道活動のオンザジョブ・トレーニング

子どもたちが調査報道活動を行えるようになるにはたくさんのインプットが要ります。学校の自由研究の宿題でフーフー言っていませんか。何を(テーマ)研究するか心を動かすようなテーマがない、研究を前進するために調査をするときの調査項目のかみ砕き、リサーチ結果をできるだけ筋の通った形で文章にまとめることが問題になることが多いです。わたしたちは子どもの思考力レベルを考え、子が納得できるように進展のフェーズごとに指導を併走させます。
オンザジョブでおこなっている主なリードには、
 ・テーマ、問題意識の持ち方
 ・調査の不十分さの気づき
 ・記事ににおける主張−理由の確からしさの確保 など
があります。
いままでこういう分野の経験をしようとすると政治的な危険性がともなう場合もありました。わたしたちは動員意図をもった政党によるインターベンションと一線を画します。
大学入試の小論文は初中等教育の最終到達点として重視されています。ところがそのための学習(主に予備校で行われている)は非常に効果の薄いものになっています。結局、文章指導にとどまり、知識的にもチープな「時事解説」をおぼえるような、本来の小論文のもつ意味とはまったく別物になっているからです。これがアメリカなどのリサーチ最重視教育との違いです。成長段階の幹の部分である「自由研究」を育てないままに、受験対策をとっているからです。
言われたからやるのではない、自ら起動する形で、本来のリサーチを体験させたい。中高生の子どもに深い経験を提供できたらと思っています。

<リンク>

◆未来問題解決プログラムのホームページ  http://www.geocities.jp/fpspjapan/

◆大学生・高校生のFPSP問題解決力検定   http://www.fpspjapan.org/


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